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老猿は主役じゃなくても-びじゅチューン!作品解説・モデル(元ネタ)・動画

びじゅチューン!『老猿は主役じゃなくても』のモデル(元ネタ)作品は?

高村光雲『老猿』1893年東京国立博物館

高村光雲『老猿』1893年東京国立博物館

高村光雲『老猿』解説

作品名:老猿
作者名:高村光雲
制作年:1893年
所蔵先:東京国立博物館
指定:重要文化財

びじゅチューン!老猿は主役じゃなくても』のモデル(元ネタ)になった美術作品は、高村光雲による木造彫刻『老猿』。国の重要文化財に指定されており、現在は東京国立博物館に収蔵されています。

不平等条約撤廃や文明国アピールのために日本が威信をかけて臨んだ1893年のシカゴ万国博覧会。本作『老猿』は日本を代表する彫刻作品の1つとしてシカゴ万国博覧会に出品されました。

トチの木から丸彫りされた毛の長い老猿は、口をキュッと結び、鷲の羽を手に掴んだまま空を見上げています。老猿と鷲の格闘が繰り広げられ、鷲は空へ飛び立って行ったのでしょう。気迫と威厳に満ちた表情、鋭い視線が老猿の人生をドラマティックに物語っています。

西洋の写実性を取り入れた彫刻家 高村 光雲

高村光雲の肖像

江戸時代生まれの仏師・彫刻家であった高村光雲は、木造彫刻に西洋美術の写実性をいち早く取り入れ、本作『老猿』や上野・西郷隆盛像など後世に残る彫刻を制作しました。また、東京美術学校の教師として後進の育成にも力を尽くしました。

びじゅチューン!指揮者が手』のモデルとなった彫刻作品『手(東京国立近代美術館)』を制作した彫刻家・高村光太郎は、高村光雲の長男です。

びじゅチューン!『老猿は主役じゃなくても』解説・登場人物

高村光雲『老猿』1893年東京国立博物館

高村光雲『老猿』1893年東京国立博物館

『老猿は主役じゃなくても』あらすじ解説

びじゅチューン!『老猿は主役じゃなくても』は、俳優活動を行う老猿が主人公。

まずは地元の人たちの劇「白雪姫」に小人C役として参加する老猿。目ヂカラのある佇まいはリハーサルから目立ちまくりで、皆より立ち位置を下げてもその存在感が消えることはありません。本番の舞台でも輝きを放つツヤツヤの毛並みと目ヂカラで主役級に目立ってしまいます。

次にドラマスペシャル桃太郎に猿役で出演する老猿。筋骨たくましく、広すぎる背中を持った老猿は鬼や桃太郎よりもずっと強そう。

老猿は空を飛ぶ鷲とのにらみ合いでも負けていません。

最後に羽毛ぶとんのテレビCMにワイプ出演する老猿。老猿のインパクトに皆大盛り上がり。老猿が所属するわき役事務所も老猿の方向性変更を検討し始め、羽毛布団のCMに出演していた女の子と老猿で新ユニットを組ませることにしました。

『老猿は主役じゃなくても』歌詞係・登場人物

びじゅチューン!『老猿は主役じゃなくても』の歌詞係は『老猿』の作者・高村光雲が担当しています。

老猿出演の羽毛布団CMがバズッたシーンにはたくさんのびじゅチューン!キャラクターたちが登場しました。

まず、CMをリビングのソファでテレビを見ていたのは『ブロードウェイ・ブギウギ』『再配達には金印を』のまや、ノートPCで見ていたのは『龍虎旅館』の宿泊客、電車の中で見ていたのは『通勤フロム山水長巻』のまりえ、『地元が快楽の園』にも登場したまりえの彼氏、『小面の休日』のギャル。

SNSに流れていく呟きには、『転校しないで五絃琵琶』のさーちゃん、『竜田川にフタをする』のドジョウ、『便利だわブロードウェイ・ブギウギ』のアイドルオタクりかっち、『写楽式洗顔』の写楽、『鮭ミラーボール』のクマ、『アルルの訳あり物件』の不動産屋社員などのアイコンが並びました。

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『老猿は主役じゃなくても』放送データ・作者・動画

放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2022年1月25日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:掲載サイト無(動画内の歌詞をご確認ください)
動画:YouTubeどーがレージ


びじゅチューン!全作品一覧

2013年放送びじゅチューン!作品
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