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土偶迷路-びじゅチューン!作品解説・モデル(元ネタ)・動画

びじゅチューン!『土偶迷路』のモデル(元ネタ)作品は?

青森県亀ヶ岡出土「遮光器土偶」東京国立博物館Saigen Jiro氏撮影

青森県亀ヶ岡出土「遮光器土偶」東京国立博物館 Photo by Saigen Jiro氏

重要文化財『遮光器土偶(青森県亀ヶ岡遺跡)』解説

作品:遮光器土偶
出土:青森県亀ヶ岡遺跡
年代:縄文時代
所蔵:東京国立博物館
指定:重要文化財

びじゅチューン!土偶迷路』のモデル(元ネタ)になった美術作品は、青森県亀ヶ岡遺跡から出土した縄文時代の土偶『遮光器土偶』。

遮光器土偶は今から2,500~3,000年位前に作られた土偶で、国の重要文化財に指定されており、現在は東京国立博物館が所蔵しています。また、遮光器土偶が出土した亀ヶ岡遺跡は青森県に位置する縄文時代晩期の集落遺跡で、国の史跡に指定されています。

『遮光器土偶』の名前の由来は、丸く飛び出した眼球に細い線が引かれた遮光器土偶の特徴ある目元部分が、イヌイットやエスキモーなどの極北民族が雪の反射を防ぐために使用する遮光器に似ていることから。遮光器土偶の体には縄文時代の特徴である縄目模様がはりめぐされています。

遮光器土偶が完全な形で出土することは少なく、これは遮光器土偶の体の一部を切り取ることで豊穣祈願などを行っていたからではないかと考えられています。

縄文時代に生まれた土器・土偶

旧石器人が生み出した文化により、土器や弓、竪穴住居の普及などが進んだ縄文時代。燃え上がる炎など装飾性の高い火焔型土器、本作『遮光器土偶』や中空土偶など人の形をした土製の人形である土偶が作られました。

びじゅチューン!『土偶迷路』解説・登場人物

202206土偶迷路

『土偶迷路』あらすじ解説

びじゅチューン!『土偶迷路』は、土偶迷路で作られた迷路が舞台です。

ヴィーナス、さゆり、さーちゃんたちが目を覚ますと、目の前のモニターには縄文土器先生からの指令が。

「ここは土偶迷路だ、脱出できるかな」

遮光器土偶の上に張り巡らされた縄目模様の上をグルグルと走り回っても出口に辿り着けない3人。追い打ちをかけるように地面をゴロゴロと転がる縄に潰されてしまう恐怖の縄目タイムまで始まってしまいます。

そのころ縄文土器先生はと言えば、モニターで逃げ惑う参加者を眺めながら学生にお茶を運ばせのんびりティータイム。

しぶとく迷路に残る参加者3人に向けて、縄文土器先生は遮光器蒸しを仕掛けますが、3人はサウナ気分で暑さを楽しんでしまい形勢逆転です。

迷路の抜け穴に気づいた3人は遮光器土偶の内側の空洞を垂直猛ダッシュで走り抜け、無事にゴール!縄文土器先生からゴールのごほうびに渡されたのはドングリでした。

実はボッティチェリ高校付属中学校の文化祭の出し物だった土偶迷路。大作の迷路でしたが、縄文土器先生は上司から「やりすぎだ」と叱られてしまいました。

『土偶迷路』歌詞係・登場人物

びじゅチューン!『土偶迷路』の歌詞係は『ひとり縄文会議』の中空土偶。ちなみに『縄文土器先生』『ひとり縄文会議』の歌詞係は遮光器土偶が担当しています。

土偶迷路の司令塔役はボッティチェリ高校付属中学校の英語教師『縄文土器先生』。ふだんはジェントルマンな縄文土器先生も文化祭の出し物となるとエライ熱の入れようです。

迷路の参加者には『委員長はヴィーナス』『プリマヴェーラに家庭訪問』のヴィーナス、『転校しないで五絃琵琶』『サグラダ・編みリア』『ひそひそと、秘儀の間で』のさーちゃん、『睡蓮ノート』『ツタンカーmail』『デンタルクリニック死の島』のさゆりさんが参加していました。

私服でダッシュするヴィーナスが新鮮です

『土偶迷路』放送データ・作者・動画

放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2022年6月1日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:掲載サイト無(動画内の歌詞をご確認ください)
動画:YouTubeどーがレージ


びじゅチューン!全作品一覧

2013年放送びじゅチューン!作品
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