旧石器時代からゴシック美術までの解説や代表的な芸術家・作品をご紹介します
ゴシック美術・国際ゴシック美術とは
フランス発祥のゴシック美術は、北フランスやドイツなどヨーロッパの北部を中心に広がりました。高い塔やステンドグラスが用いられたゴシック建築による大聖堂にはゴシック美術の特徴が顕著に見られます。北ヨーロッパのゴシック様式と写実的な表現が融合した国際ゴシック美術には、優雅で装飾的、豪華絢爛な表現が多く見られます。代表的な画家
ロマネスク美術の特徴と代表作
ロマネスクとは「ローマ風」という意味で、11世紀後半から12世紀にかけての美術を「ロマネスク美術」と呼びます。聖地巡礼などにより文化交流が行われたことにより、カロリング朝の伝統と地域の文化や東方文化などが混ざり合い、ヨーロッパ全域に独自の様式が確立していきました。石造りのロマネスク建築、奇跡を信じる信者を集める聖遺物箱
初期中世美術の特徴と代表作
西ローマ帝国が滅亡した5世紀頃から10世紀頃、フランク王国やケルト民族による独自のキリスト教文化・美術が誕生しました。これを「初期中世美術」と呼ぶ。ケルト美術の『ケルズの書』『ダロウの書』『リンディスファーンの書』、人物をモチーフにした写本『アダの福音書』『宝物庫の福音書』、『オットー三世の福音書』などが有名。
初期キリスト教美術とビザンティン美術の特徴と代表作
313年にローマ帝国のコンスタティヌス帝がキリスト教を公認する以前よりキリスト教美術は存在しており、信者はこっそり集まりカタコンベと呼ばれる地下墓地を作っていました。ビザンティン美術は、ローマ帝国分裂から都市がトルコに占領され東ローマ帝国が終演を迎えるまでの間の美術を指し、ビザンツ美術とも呼ばれます。
古代ローマ美術の特徴と代表作
芸術の理想美とも言われるギリシア美術の良いとこどりをしたのが古代ローマ美術。古代ローマ美術の時代区分は帝政初期、帝政中期、帝政末期の3つ。大規模な都市建設や土木技術の発達に伴い、コロッセウムなどの建造物やトラヤヌス帝の記念柱などの歴史的浮彫、肖像彫刻へと発展していきました。ディオニュソスの秘儀、コロッセウムなどが..
古代ギリシア美術の特徴と代表作
エーゲ文明やミケーネ文明をあらゆる面で受け継いだギリシア美術は西洋の美術の理想として取り上げられることも多い完成度・芸術性を誇ります。ギリシア美術の時代区分は、幾何学様式期、アルカイック期、クラシック期、ヘレニズム期の4つ。クーロス、パルテノン神殿、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、ラオコーンなどを写真付きで解説。
旧石器から古代エジプト時代までの美術
猟で食料を得ていた旧石器時代、メソポタミア時代、古代エジプト時代の美術をわかりやすく解説。ラスコー洞窟壁画、ハンムラビ法典碑、ツタンカーメン王の黄金のマスク、王妃ネフェルト・イティ胸像、3つのピラミッドなどを写真入りで紹介します。