びじゅチューン!『何にでも牛乳を注ぐ女』のモデル(元ネタ)作品は?
『牛乳を注ぐ女』ヨハネス・フェルメール
作品:牛乳を注ぐ女
作者:ヨハネス・フェルメール
所蔵: アムステルダム国立美術館
びじゅチューン!『何にでも牛乳を注ぐ女』のモデル(元ネタ)になった美術作品は、オランダ・バロック美術を代表する画家ヨハネス・フェルメールによる油彩画『牛乳を注ぐ女』。

光の魔術師と呼ばれたフェルメールの代表作『牛乳を注ぐ女』には、窓から差し込む光のなか、固くなったパンを牛乳に浸してパン粥(パンプディングという説も有)を作る使用人の女性の姿が描かれています。

パンや籠のキラキラとした光の質感は、白い絵具を点描するポワンティエ技法によるもの。女性の前掛けには『真珠の耳飾りの少女』のターバンと同じフェルメールブルー(ウルトラマリンブルー)が贅沢に使われています。
びじゅチューン!『何にでも牛乳を注ぐ女』解説・登場人物

歌詞係はフェルメール作『取り持ち女』より登場
びじゅチューン!にフェルメール作品が登場するのは『真珠の耳飾りのくノ一』に続き2回目。
何にでも牛乳をかけてマイルドにしたい『何にでも牛乳を注ぐ女』は、社食のベテラン調理師さんが作る「味よし・色よし・コスパよし」な水曜日のBランチにもサーッと牛乳を注いでしまいます。
自慢のメニューに牛乳を注がれたのが面白くない社食の調理師さんは、木曜のBランチを「からあげ・シメサバ・カンジャンケジャン」という牛乳に合わない献立にして『何にでも牛乳を注ぐ女』に対抗。
『何にでも牛乳を注ぐ女』が木曜日のBランチにも躊躇なく牛乳を注ぐ様子を見た調理師さんは、一度は「キーッ!」となるものの、『何にでも牛乳を注ぐ女』が美味しそうに完食するのを見届けると何となく納得したような表情を見せるのでした。
社食の調理師さんは『立体曼荼羅マスゲーム』や『ダンス寿司』にも登場。『立体曼荼羅マスゲーム』では自信を持って社食に出した新メニュー「牛乳カレーみそしるうどん」を大量に残され悩んでいたので、社食を完食する人に対しては心が広いのかもしれませんね。
『何にでも牛乳を注ぐ女』は、お局のモナ・リザさんや江戸兵衛さんと同じジョコンダ商社にお勤めのようで、『写楽式洗顔』でも社食に登場しています。
『何にでも牛乳を注ぐ女』の歌詞係はフェルメール作『取り持ち女』のうちの一人で、「フェルメールの自画像ではないか」と言われている人物です。

『牛乳を注ぐ女』は2018年フェルメール展(東京・上野の森美術館)に来日しました
『何にでも牛乳を注ぐ女』放送データ・作者・動画
放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2018年4月25日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:掲載サイト無(動画内の歌詞をご確認ください)
動画:YouTube、どーがレージ