びじゅチューン!『エスパーカフェ』のモデル(元ネタ)作品は?
エドガー・ドガ『アブサント(カフェにて)』解説
作品:アブサント(カフェにて)
作者:エドガー・ドガ
所蔵:オルセー美術館
びじゅチューン!『エスパーカフェ』のモデル(元ネタ)になった美術作品は、印象派の画家エドガー・ドガによる油彩画『アブサント(カフェにて)』。カフェでアブサント(アブサン)を頼み、疲れたような、何を考えるでもなくただボーッとしているような、微妙な表情を見せる女性と、パイプを咥えた男性が描かれています。
頭に乗せた大きな帽子や派手な飾りのついた靴と、ぼんやりした表情のミスマッチが記憶に残るドガ作『アブサント(カフェにて)』は、書籍化されたTwitterの人気ハッシュタグ #名画で学ぶ主婦業 でも話題になりました。
都会の女性やバレリーナを描いたエドガー・ドガ
作者のドガは、都会の人物を作品の主題にすることを好み、屋内で仕事やバレエの稽古に励む女性、入浴中の女性の姿などを数多く描きました。なかでもバレリーナはドガの代名詞ともいえる主題。
裕福な家庭に育ちオペラ座の会員でもあったドガは、舞台上の可憐で華やかなバレリーナはもちろん、舞台裏で出番を待つバレリーナや稽古場でレッスンに励むバレリーナもありのままに描きだしています。
屋内にいる人物を描くことが多かったドガですが、屋外で馬の絵を描くこともありました。びじゅチューン!『エスパーカフェ』には、ドガの代表作からバレリーナや競馬馬が登場しています。
びじゅチューン!『エスパーカフェ』解説・登場人物
『エスパーカフェ』あらすじ解説
「カフェの椅子に腰掛けボーッとしている女性は、実は店を切り盛りしているエスパーだった」という設定で始まるびじゅチューン!『エスパーカフェ』。
エスパーは3人のお客さんの心の中にある本当のオーダーを探り出したり、念力でカフェのテーブルを浮かせたりモーニングを用意してくれたりと大忙し。女性がボーッとした表情に見えるのは「念力に集中しているから」だったのですね。
女性がエスパーという設定は「カフェのテーブルに脚が描かれていない」というところから思いついたのだそう。
『エスパーカフェ』歌詞係・登場人物
びじゅチューン!『エスパーカフェ』の歌詞係は、『アブサント(カフェにて)』の作者・エドガー・ドガが担当。
エスパーカフェに来店しているお客さんは、『住んでます八橋蒔絵硯箱』の宮本さん、『お局のモナ・リザさん』の部下として働く女性社員さん、『鮭ミラーボール』『電気さえあれば』で踊り『龍虎旅館』で温泉に浸かっていたうさぎです。
宮本さんと女性社員さんは特急三日月宗近でも前後の座席でした
びじゅチューン!『エスパーカフェ』収録DVD BOOK
びじゅチューン!『エスパーカフェ』は、びじゅチューン!DVD BOOK6巻・第01話に収録されています。
『エスパーカフェ』放送データ・作者・動画
放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2019年9月25日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:掲載サイト無(動画内の歌詞をご確認ください)
動画:YouTube、どーがレージ
2013年放送びじゅチューン!作品
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