びじゅチューン！『バベルの塔にカフェOPEN』のモデル（元ネタ）作品は？
ピーテル・ブリューゲル（父）『バベルの塔』1568年頃ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館
ピーテル・ブリューゲル（父）『バベルの塔』解説
作品名：バベルの塔
作者名：ピーテル・ブリューゲル（父）
制作年：1568年頃
所蔵先：ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館
びじゅチューン！『バベルの塔にカフェOPEN』のモデル（元ネタ）になった美術作品は、ピーテル・ブリューゲル（父）による油彩画『バベルの塔』。ブリューゲルはバベルの塔を主題とした絵画を３点制作しており（うち２点が現存）、ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館所蔵の本作は３作目です。
旧約聖書「創世記」に登場するバベルの塔が主題の本作『バベルの塔』には、人間が天にも届きそうな巨大な塔を建設し神に挑戦しようとした様子が描かれており、人間の愚かさに怒った神は、それまで1つであった人間の言語をめちゃくちゃに混乱（バラル）させ、バベルの塔の建築を中止させたとされています。
重々しい主題の作品ながら、作業中の各所に足場がかけられたバベルの塔、足元に広がる海の船や建物などの細密描写は拡大して鑑賞したい楽しさがあります。
ピーテル・ブリューゲル（父）
ブリューゲル（父）が描いた『バベルの塔』別バージョン
庶民の田舎暮らしを主題とした風俗画を描いた最初の画家であるピーテル・ブリューゲル（父）は「農民画家ブリューゲル」と呼ばれました。ブリューゲルの子供たちも画家となったため、区別するため名前に（父）と付けられています。
ブリューゲルは哲学的な思想、宗教感を反映した道徳的寓意画・教訓画なども多く残しましたが、教会からの依頼は受けず、宗教を主題とする際は奇妙な発想やあいまいでユニークな表現を取り入れました。
びじゅチューン！『バベルの塔にカフェOPEN』解説・登場人物
『バベルの塔にカフェOPEN』あらすじ解説
ランチを心待ちに働く人々（バベルの塔一部抜粋）
びじゅチューン！『バベルの塔にカフェOPEN』の主人公は、バベルの塔にカフェを開いたシスターズ。バベルの塔にごはん屋さんができるという噂を聞きつけた労働者たちはワクワクして待っています。
不動産屋さんと共にバベルの塔を内見したシスターズは、絶対繁盛間違いなしと確信をもってバベルの塔にカフェをオープンさせます。
バベルの塔にオープンしたカフェのおすすめメニューは、ご飯を型に詰めてバベルの塔を表現した「バベル丼ランチセット（ドリンク・デザート付）」。バベルの塔で忙しく働く人たちのために配達もしてくれます。
シスターズの狙い通りバベルの塔のカフェは大繁盛しました。
そんなとき、バベルの塔を建てる人間の愚かさに怒った神様が「バラル！」でそれまで１つだった人間の言語をバラバラにしてしまいます。バベルの塔には英語、中国語、イタリア語、スペイン語、エストニア語など様々な言語が溢れ大混乱、カフェのシスターズたちもお互い意思疎通が取れなくなってしまいます。
しかし、それでもお腹は空きます。カフェの2人はこれまで培ってきた阿吽の呼吸で営業を続けることができました。
『バベルの塔にカフェOPEN』歌詞係・登場人物
びじゅチューン！『バベルの塔にカフェOPEN』の歌詞係は『バベルの塔』の作者ピーテル・ブリューゲル（父）が担当。『雪中のフォーメーション＜山＞』に続き2度目の登場です。
バベルの塔にカフェをオープンさせたのは『洛中洛外シスターズ』『潜入捜査inムーラン・ド・ラ・ギャレット』のシスターズで、シスターズのバベルの塔の内見は『私たちが削るべきは床』で笑顔を見せていた不動産屋（鳥の家さがし）の男性従業員が担当しました。
ペケロッポリ～！
『バベルの塔にカフェOPEN』放送データ・作者・動画
放送局：NHK Eテレ（教育テレビ）
初回放送日：2021年12月日
作者：井上涼（作詞・作曲・歌・アニメーション）、DJみそしるとMCごはん（うた）
歌詞：掲載サイト無（動画内の歌詞をご確認ください）
動画：YouTube、どーがレージ
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