びじゅチューン!『私たちが削るべきは床』のモデル(元ネタ)作品は?
ギュスターヴ・カイユボット『床削り』解説
作品名:床削り
作者名:ギュスターヴ・カイユボット
制作年:1875年
所蔵先:オルセー美術館
びじゅチューン!『私たちが削るべきは床』のモデル(元ネタ)になった美術作品は、ギュスターヴ・カイユボットによる油彩画『床削り』です。
土足文化のフランスでは汚れたり凹んだ床を削ることがあり、『床削り』には、外から光が差し込む古い邸宅の室内で修復のために床にカンナがけをする職人たちの姿が描かれました。上半身裸で黙々と自分の仕事をこなす職人たち、削れた木くずのディテール、室内に差し込む柔らかい光の描写が秀でた作品です。
ギュスターヴ・カイユボットとは
ギュスターヴ・カイユボットは、パリ大改造により近代的になっていくフランスの街並みや人々の姿を作品のモティーフにした印象派の画家です。主題とする人間はブルジョワから労働者階級まで幅広く、自然発生的なポーズや俯瞰でみた構図が印象的な作品を描きました。
本作『床削り』では、床削りという仕事を通して都市で働く労働者たちの姿を表現しています。
びじゅチューン!『私たちが削るべきは床』解説・登場人物
『私たちが削るべきは床』あらすじ解説
びじゅチューン!『私たちが削るべきは床』の舞台は「鳥の家さがし」の看板が出ている鳥の不動産屋さん。
店の床を削ったことで、床の照り返しに怪しく照らされた従業員たちのぎこちない表情も優しい笑みに変わり、お店に良い雰囲気が生まれました。そして床を削った際に出てきた鉋くずを煮ると、香りに誘われた鳥たちがたくさんお店に集まってくるように。
実はその数時間前、「世界が変わるときに、どこを削れば、何を削ればいいのか」と悩む不動産屋の社長に、仲間たちが床を削ることを提案し、社長を含む3人でお店の床を削っていたのでした。
床を削ることで様々なことが動き出し、未来誰も見たことがない光までもが見えてきます。
『私たちが削るべきは床』歌詞係・登場人物
びじゅチューン!『私たちが削るべきは床』の歌詞係は本作『床削り』の作者ギュスターヴ・カイユボット。
「鳥の家さがし」の社長と仲間は『ランチは地獄の門の奥に』のブロンズ像のような塗りつぶされた目が特徴的。
笑顔が明るくなった男性社員は、『バベルの塔にカフェOPEN』『アルルの訳あり物件』で物件の内見に立ち会っています。
びじゅチューン!『私たちが削るべきは床』収録DVD BOOK
びじゅチューン!『私たちが削るべきは床』は、びじゅチューン!DVD BOOK6巻・第10話に収録されています。
不動産屋のツンツン頭の男性社員は、『アルルの訳あり物件』『バベルの塔にカフェOPEN』で内見を担当、『老猿は主役じゃなくても』ではスマホ画面のSNSに登場しています。
『私たちが削るべきは床』放送データ・作者・動画
放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2020年7月8日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:掲載サイト無(動画内の歌詞をご確認ください)
動画:YouTube、どーがレージ
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