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納涼シアター びじゅチューン!作品解説・モデル(元ネタ)・動画

びじゅチューン!『納涼シアター』のモデル(元ネタ)作品は?

202006久隅守景『納涼図屏風』東京国立博物館

久隅守景『納涼図屏風』東京国立博物館

久隅守景『国宝・納涼図屏風』 解説

作品名:夕顔棚納涼図屏風
作者名:久隅守景
制作年:江戸時代・17世紀
所蔵先:東京国立博物館
指定:国宝

びじゅチューン!納涼シアター』のモデル(元ネタ)になった美術作品は、久隅守景による屏風絵『納涼図屏風(夕顔棚納涼図屏風)』。東京国立博物館所蔵の国宝です。

『納涼図屏風』の主題は江戸時代前期の歌人・木下長嘯子の和歌「夕顔のさける軒端の下涼み男はててれ 女はふたの物」から着想を得ていると考えられています。

夕顔が巻き付く夕顔棚の下に寝そべる夫と、夫にまとわりつくように座る子供、そして腰巻姿の妻の3人が大きな満月が空に昇るなか下涼みをしています。大きな余白と少ない色味で仕上げられた屏風のなかの3人は、一家団欒のはずがあまり楽し気な様子はなく、淡々と下涼みを行っているようにも見える点が、ユーモラスなゆるふわ感を醸し出しています。

ゆるふわ 納涼図が なぜ国宝に?

農民家族が下涼みをする姿が描かれた『納涼図屏風』は「国宝らしくない国宝」ともいわれる異色の作品です。守景が画家として活動していた江戸時代前期に、日本人の農民の暮らしを主題とする作品は珍しく、この時代にこの作風・この主題だからこそ貴重であると判断されての国宝指定なのかもしれません。

びじゅチューン!『納涼シアター』解説・登場人物

『納涼シアター』あらすじ解説

久隅守景『納涼図屏風(部分)』

久隅守景『納涼図屏風(部分)』

びじゅチューン!『納涼シアター』は、自宅の隣に併設する夕顔棚の下のホームシアターが舞台。

夕顔棚にブラ下がるひょうたんのコンシェルジュ(NETFLIX風味)がおすすめする新作映画と、満月のプロジェクターを用意して屋外ホームシアターを楽しむ3人家族。父と母の笑うポイントが違う、そんなことに注目しながら楽しい夜は過ぎていきます。

時が経ち、3人家族だった子どもは成長し、気が付けば両親とは違う映画を彼と一緒に見る暮らし。年季が入った月のプロジェクターはまだまだ現役です。彼と大笑いしながら映画を楽しんでいると子供が目を覚ましてきました。

『納涼シアター』歌詞係・登場人物

びじゅチューン!『納涼シアター』の歌詞係は『納涼図屏風』の作者・久隅守景が担当しています。

びじゅチューン!『納涼シアター』収録DVD BOOK

びじゅチューン!『納涼シアター』は、びじゅチューン!DVD BOOK6巻・第11話に収録されています。

『納涼シアター』放送データ・作者・動画

放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2020年7月29日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:掲載サイト無(動画内の歌詞をご確認ください)
動画:YouTubeどーがレージ


びじゅチューン!全作品一覧

2013年放送びじゅチューン!作品
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