びじゅチューン!『雨は愛すが人逃げる』のモデル(元ネタ)作品は?
歌川広重『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』解説
作品:名所江戸百景 大はしあたけの夕立
作者:歌川広重
びじゅチューン!『雨は愛すが人逃げる』のモデル(元ネタ)となった美術作品は、歌川広重による連作の浮世絵『名所江戸百景』のなかの1枚『大はしあたけの夕立』。鋭い多数の線で表現された激しい夕立のなか、笠や茣蓙をかぶり急いで橋を渡る町衆が描かれています。
作者である歌川広重は風景を主題にした木版画を得意とし、広重の死後に発表された連作の浮世絵『名所江戸百景』は大ベストセラーに。広重が描く江戸の町は当時の人々を魅了しました。
広重の浮世絵は19世紀ヨーロッパで一大ムーブメントを巻き起こしたジャポニスムにも強いインスピレーションを与え、後期印象派の巨匠・ゴッホは『亀戸梅屋舗』や『大はしあたけの夕立』など広重作品の模写を残しています。
びじゅチューン!『雨は愛すが人逃げる』解説・登場人物
『雨は愛すが人逃げる』あらすじ解説
びじゅチューン!『雨は愛すが人逃げる』では、『大はしあたけの夕立』で激しい夕立を降らせていた雨が、「実は人好きだった」という設定で登場。
橋を行きかう人々や井戸端会議の様子を見ているうちに「好き好き好き」と気持ちが高ぶってしまい、ザーーーっと雨を降らせてしまう雨。人々はどしゃ降りに慌て、逃げて行ってしまいます。
「どうしたら人と仲良くできるだろう」と思い悩んだ雨が町衆に尋ねてみると、町衆はミーティングで知恵を出し合い、雨と人が仲良くなれる方法を模索。自分のために真剣に議論する町衆を見た雨は「どうしてそこまでしてくれるのか」と気持ちが高ぶり再び雨を降らせてしまいます。
町衆はおしゃれな雨具を使うことを思いつき、雨が降っても逃げ出さず、雨を楽しめるようになりました。
『雨は愛すが人逃げる』歌詞係・登場人物
びじゅチューン!『雨は愛すが人逃げる』の歌詞係は名所江戸百景の作者・歌川広重が担当。
びじゅチューン!『雨は愛すが人逃げる』の作中には名所江戸百景から『深川萬年橋』の亀が登場。放送時にはびじゅチューン!作者の井上涼さんが『目黒太鼓橋』からロケも行いました。
雨と仲良くするための町衆ミーティングを行っていたメンバーは、『見返りすぎてほぼドリル』の親方・おみつ・およねです。
びじゅチューン!『雨は愛すが人逃げる』収録DVD BOOK
びじゅチューン!『雨は愛すが人逃げる』は、びじゅチューン!DVD BOOK4巻・第03話に収録されています。
『雨は愛すが人逃げる』放送データ・作者・動画
放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2017年3月30日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:掲載サイト無(動画内の歌詞をご確認ください)
動画:YouTube、どーがレージ
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