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葉が地に着くその前に-びじゅチューン!作品解説・モデル(元ネタ)・動画

びじゅチューン!『葉が地に着くその前に』のモデル(元ネタ)作品は?

ジャクソン・ポロック『秋のリズム ナンバー30』1950年メトロポリタン美術館 Photo by Steve Harlow

ジャクソン・ポロック『秋のリズム:ナンバー30』解説

作品名:秋のリズム:ナンバー30(秋の律動)
作者名:ジャクソン・ポロック
制作年:1950年
所蔵先:メトロポリタン美術館

びじゅチューン!葉が地に着くその前に』のモデル(元ネタ)になった美術作品は、ジャクソン・ポロックによる油彩絵画『秋のリズム:ナンバー30』。現在はメトロポリタン美術館に所蔵されています。

アクション・ペインティングの創始者であるジャクソン・ポロックは、刷毛や穴の開いた缶から絵具を垂らしキャンバスに絵具を飛び散らせるドリッピング手法、絵具を粒状に飛び散らせるスパッタリング手法、腕の動きで筆から絵具を滴らせるポーリング手法で大画面の絵画を制作しました。本作『秋のリズム:ナンバー30』も縦3メートル弱・横5メートル強の大画面サイズです。

ジャクソン・ポロック作品の特徴は、絵画のなかに焦点がなく、額縁による遮断もないこと。ジャクソン・ポロックのアクション・ペインティング絵画はアメリカの抽象表現主義やフランス・アンフォルメルといった後世の芸術家たちにも多大な影響を与えました。

アクション・ペインティングとは

アクション・ペインティングとは、描きあがった完成絵画だけでなく、制作過程や制作中の画家の身体的な行為(アクション)そのものを強調した制作様式で、絵具をキャンバスに垂らしたり、飛び散らせたり、大胆に塗るアクションにより絵画を制作します。戦後アメリカに広まったアクション・ペインティングは、ジャクソン・ポロック、デ・クーニングといった有名画家を生み出しました。

びじゅチューン!『葉が地に着くその前に』解説・登場人物

作品幅が5メートル近い『秋のリズム ナンバー30』Photo by Tim Pendemon

『葉が地に着くその前に』あらすじ解説

びじゅチューン!葉が地に着くその前に』は、庭の掃除をする女性と紅葉した木が主人公。

庭に植えられた大木が美しく紅葉し、1枚、2枚と葉が落ちる季節になりました。

庭掃除をする女性は「葉を(庭に)落とすわけにはいかない」と、(葉が地に着くその前に)落ちる葉を残さず掃除し、ご満悦のティータイム。

しかし落ち葉は庭に生きる虫たちにとって大事なお布団。庭の大木は虫たちのために次々と葉を落とし女性に対抗します。

冬の大気が登場し「どちらにとっても大事な庭なのだから話し合ってはどうか」と提案すると庭の大木と女性は長い長い話し合いを始めました。

『葉が地に着くその前に』歌詞係・登場人物

『秋のリズム:ナンバー30』の作者ジャクソン・ポロック

びじゅチューン!『葉が地に着くその前に』の歌詞係は『秋のリズム:ナンバー30』の作者ジャクソン・ポロックが担当しています。

木のモデルは葉の色・形から察するにカエデでしょうか。

『葉が地に着くその前に』放送データ・作者・動画

放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2021年9月27日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:掲載サイト無(動画内の歌詞をご確認ください)
動画:YouTubeどーがレージ


びじゅチューン!全作品一覧

2013年放送びじゅチューン!作品
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