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博士、それ象牙多層球ですよ-びじゅチューン作品解説・モデル・動画

びじゅチューン!『博士、それ象牙多層球ですよ』のモデル(元ネタ)作品は?

国立故宮博物院『象牙多層球』解説

作品:雕象牙透花雲龍紋套球
所蔵:国立故宮博物院(台湾)

びじゅチューン!博士、それ象牙多層球ですよ』のモデル(元ネタ)になった美術作品は、19世紀頃に清で作られた象牙多層球(象牙の彫刻)『雕象牙透花雲龍紋套球(ちょうぞうげとうかうんりゅうもんとうきゅう)』。象牙の球体がいくつもの層になっており、どの球も独立して動かせるのが特徴です。

象牙多層球の作り方

象牙多層球の作り方は、旋盤を使って象牙から球体を掘りだし、球体の中心に向かって円錐状の穴を複数開け、開けた穴から鉤型の工具を差し込んで1層ずつ球を掘り出していくというもの。そして、それぞれの層に彫刻を施して完成です。

『博士、それ象牙多層球ですよ』のモデルになった国立故宮博物院(台湾)の象牙多層球・象牙透花雲龍紋套球は、なんと23層もの球体が重なり合ってできているとのこと。どの層の球にも美しく細やかな彫刻が施されています。

びじゅチューン!『博士、それ象牙多層球ですよ』解説・登場人物

『博士、それ象牙多層球ですよ』あらすじ解説

象牙多層球『雕象牙透花人物套球』 Photo:Cp9asngf

びじゅチューン!『博士、それ象牙多層球ですよ』では、象牙多層球を未知の生物の骨だと思い込んだ博士が、丸くて穴だらけの骨に興味津々。

果たしてどんな生物だったのだろうかと想像を膨らませる博士に対して、助手のロボットは「博士、それ象牙多層球ですよ」とツッコミが止まりません。博士の想像はますます膨らんでゆき、23層の穴がぴったり揃ったら何が起こるだろうと色々な生物を頭のなかで作り出していきます。

『博士、それ象牙多層球ですよ』歌詞係・登場人物

びじゅチューン!『博士、それ象牙多層球ですよ』の歌詞係は清の第4代皇帝・康熙帝(こうきてい)が担当。質素で勤勉だったことで知られる康熙帝は、工芸品を作る職人を保護した皇帝でもありました。

象牙多層球に興味津々の博士は『出会えないりんごとオレンジ』でチャットアプリのスタンプになっていることが判明しているので、とても有名な博士なのかもしれませんね。

博士とツッコミ役のロボは『特急 三日月宗近』で車掌も務めています。

びじゅチューン!『博士、それ象牙多層球ですよ』収録DVD BOOK

びじゅチューン!『博士、それ象牙多層球ですよ』は、びじゅチューン!DVD BOOK3巻・第15話に収録されています。

『博士、それ象牙多層球ですよ』放送データ・作者・動画

放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2016年11月27日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:掲載サイト無(動画内の歌詞をご確認ください)
動画:YouTubeどーがレージ


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