スパイゴッデス－びじゅチューン！作品解説・モデル（元ネタ）・動画

びじゅチューン！『スパイゴッデス』のモデル（元ネタ）作品は？

作品名：ミロのヴィーナス
作者名：アンティオキアのアレクサンドロス
制作年：紀元前130年-前100年頃
所蔵先：ルーヴル美術館

びじゅチューン！『スパイゴッデス』のモデル（元ネタ）になった美術作品は、古代ギリシアの彫刻像『ミロのヴィーナス』。現在はルーヴル美術館所蔵となっています。

キクラデス諸島のミロス島（メロス島）から出土したことから『ミロのヴィーナス』と名付けられました。

『ミロのヴィーナス』はクラシック期の端正な顔立ちとヘレニズム期独特のS字に身体をねじったポーズを併せ持つ大理石製の彫刻で、作者はアンティオキアのアレクサンドロス、彫刻のモデルはギリシャ神話の女神アプロディーテと考えられています。

ミロのヴィーナスは両腕が欠けてしまっていますが、それにより、どのようなポーズだったのか、何を持っていたのか、見る人の想像力をかきたてる作用が生まれました。

ヘレニズム期の彫刻のなかで最もよく知られているものミロのヴィーナスは、現存する等身以上のアフロディーテ像のうち、頭部まで揃っている唯一のオリジナル作品です。

ミロのヴィーナス（別角度）

びじゅチューン！『スパイゴッデス』は、007テーマ曲調のスリルある曲調でスタート。スパイと相棒のミロのヴィーナスミロス島の最深部に侵入します。

ガードマンたちの見張りは彫刻に擬態でクリア、厳重な扉は荷物の搬入装って侵入、赤外線の網も自慢のS字カーブで難なくすり抜けます。

ミロス島のデータベース侵入に成功したスパイ＆ミロのヴィーナスコンビは、データベースに入っているミロのヴィーナスの正体を抜き出そうとします。実はミロのヴィーナス本人も自分の正体を知らなかったのです（なんや、知らんのかいな！）。

しかし肝心のパスワードの入力に失敗してしまい、ガードマンたちに追われたスパイ＆ミロのヴィーナスは、ヴィーナスの台座に仕込まれたロケットで空中に脱出しました。

海軍提督ジュール・デュモン・デュルヴィル

びじゅチューン！『スパイゴッデス』の歌詞係は、ギリシャ遠征中にエーゲ海・キクラデス諸島のミロス島でミロのヴィーナスを買い上げたフランス海軍提督ジュール・デュモン・デュルヴィルが担当しています。

放送局：NHK Eテレ（教育テレビ）
初回放送日：2021年5月31日
作者：井上涼（作詞・作曲・歌・アニメーション）
歌詞：掲載サイト無（動画内の歌詞をご確認ください）
動画：YouTube、どーがレージ