びじゅチューン!『ザパーンドプーンLOVE』のモデル(元ネタ)作品は?
『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』葛飾北斎
作品:富嶽三十六景 神奈川沖浪裏
作者:葛飾北斎
びじゅチューン!『ザパーンドプーンLOVE』のモデル(元ネタ)になった美術作品は、江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎による浮世絵『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』。葛飾北斎が70歳を越えてから取り組んだ木版画の連作です。

『神奈川沖浪裏』は葛飾北斎の『富嶽三十六景』のなかでも特に広く知られている葛飾北斎の代表作で、主役の富士山を遠くに小さく配置した大胆な構図のなかで江戸に魚を運ぶ船が波に翻弄されています。神奈川沖は東海道の宿場町・神奈川(横浜市神奈川区)あたり。『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』は、すみだ北斎美術館や山梨県立博物館などで見ることができます。
ダイナミックで斬新な葛飾北斎の構図は、ジャポニスムによりヨーロッパの芸術家たちにも影響を与えました。
びじゅチューン!『ザパーンドプーンLOVE』解説・登場人物

歌詞係は葛飾北斎が担当
びじゅチューン!『ザパーンドプーンLOVE』では、画面いっぱいに激しく荒れ狂う波が、遠くに見える富士山に恋心を寄せているというところからスタート。
ザパーン!ドプーン!と神奈川沖浪裏で激しく揺れる海の波は、ロケットペンダントに写真を入れるほど富士山が大好き。富士山には大勢のライバルが居て、なかなか富士山に自分の恋心に気付いてもらえません。
波は、船乗りから「もっと伸び上がって見事な波で富士山にアピールしろ」、北斎から「高くとべ」というアドバイスをもらうと、カーブを描く大きな波を駆使してハートマークやLOVEの文字を作ってみせます。大好きな富士山のために次から次へと激しい波を繰り出し、遂には富士山と同じくらいまで高い波を作ると、気付いた富士山は遠くから波に向かって手を振ってくれました。

乗り物酔いしやすい人には辛すぎる高波です
『ザパーンドプーンLOVE』放送データ・作者・歌詞・動画
放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2015年1月4日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:ザパーンドプーンLOVE
動画:YouTube、どーがレージ