びじゅチューン!『お互い擬態』のモデル(元ネタ)作品は?
大分・豊後高田『熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)』解説
作品名:熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)
所在地:大分県豊後高田市
制作年:平安時代後期
指定:重要文化財および史跡
びじゅチューン!『お互い擬態』のモデル(元ネタ)になった作品は、大分県豊後高田市にある磨崖仏『熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)』です。磨崖仏とは自然に岩壁に彫られた仏様のこと。平安時代後期に彫られたとされる熊野磨崖仏は、国の重要文化財および史跡に指定されています。
不動明王二童子像・大日如来像
大分県最古の磨崖仏である熊野磨崖仏は、左に不動明王、右に大日如来と2体の仏像が並んでいます。
不動明王は、右手に三鈷剣、左手に羂索を持ち、髪は7つに髷を結った七髷が特徴。迫力のある恐ろしい顔で表現されることが多い不動明王ですが、磨崖仏の仏様は可愛らしい落ち着いた表情をしています。岩質が硬く細かな表情の掘り込みが難しかったからという説もあるそうです。
大日如来は穏やかな顔立ちで髪は巻き髪の螺髪姿。後ろの岩の曼荼羅は鎌倉時代に彫られたものです。
びじゅチューン!『お互い擬態』解説・登場人物
『お互い擬態』あらすじ解説
びじゅチューン!『お互い擬態』では、熊野磨崖仏の不動明王と大日如来が、お互いを驚かせようと岩に擬態してドッキリを仕掛けます。
待ち合わせ場所に先に到着した大日如来が岩に擬態して不動明王の到着を待っていると、遅れてきた不動明王は岩に擬態している大日如来像に気づかず、後から来る(と思っている)大日如来像を驚かせようとこちらも岩に擬態。
お互い相手が既に到着していることに気づかないまま100年が経過。景色を眺めたりしているうちに200年、少し怒ったり心配になったりしているうちに300年、お互いが擬態していることに気づいたときには800年という時間が経っていました。
『お互い擬態』歌詞係・登場人物
びじゅチューン!『お互い擬態』の歌詞係は、熊野磨崖仏に登る道の石段を一晩で石段を作ったという伝説が残る鬼が担当しています。
びじゅチューン!『お互い擬態』収録DVD BOOK
びじゅチューン!『お互い擬態』は、びじゅチューン!DVD BOOK6巻・第07話に収録されています。
『お互い擬態』放送データ・作者・動画
放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
初回放送日:2020年3月25日
作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
歌詞:掲載サイト無(動画内の歌詞をご確認ください)
動画:YouTube、どーがレージ
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