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ディエゴ・ベラスケスの生涯と代表作・主要作品一覧

ディエゴ・ベラスケスの主要作品一覧Part.2

ベラスケスの作品を制作年(推定含)の古い順に並べており、このページでは1620年『修道女ヘロニマ・デ・ラ・フエンテ』~1632年頃までの作品をご紹介しています。
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『ラス・メニーナス』ディエゴ・ベラスケスの作品解説
『ラス・メニーナス』はバロックの巨匠であるスペインの画家ディエゴ・ベラスケスによる油彩画。『女官たち』『宮廷の侍女たち』とも。1656年に制作された大型の油彩画でスペイン史上最高の名画とも呼ばれるラス・メニーナスは現在スペインのプラド美術館に所蔵されています。
『ブレダの開城』ディエゴ・ベラスケスの作品解説
『ブレダの開城』はスペインの宮廷画家ディエゴ・ベラスケスの代表作。フェリペ4世の離宮レティーロ「諸王国の間」を飾った戦勝画のひとつ。『槍』『ラス・ランサス』とも。1634年~1635年頃に制作された油彩画で、マドリードにあるレティーロ王宮「諸王国の間」で公開され、1819年以降はプラド美術館に所蔵されています。

ベラスケス『修道女ヘロニマ・デ・ラ・フエンテ』

「ディエゴ・ベラスケス1620年作」の署名が入った作品。モデルとなっているヘロニマ・デ・ラ・フエンテは、修道会創設のためにセビーリャからマニラに旅立ったとされるトレド・フランシスコ会の修道女です。

  • 作品名:修道女ヘロニマ・デ・ラ・フエンテ
  • Title:La venerable madre Jeronima de la Fuente
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1620年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:162cm×107cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『フェリペ4世の肖像(黒衣のフェリペ4世)』

ディエゴ・ベラスケス『フェリペ4世の肖像(黒衣のフェリペ4世)』1623-1628年プラド美術館宮廷画家であったベラスケスは、この作品以前にも何点かフェリペ4世の肖像画を手がけていますが、自然なポーズや表情が確立されたのはこの作品あたりからだと思われます。衣服や背景に華美な飾りがないのは、ベラスケス作品だからというよりは「スペイン国王の肖像画のパターン」であると考えるのが自然でしょう。

国王だからといって特に美男子に描くといった忖度をしないベラスケスにより、面長で厚い唇をした国王の特徴が克明に記録されてはいますが、飾り気のない衣服をまといながらも優美でエレガントなその佇まいは、スペイン国王としての気品に満ちています。

X線検査により、この作品の下にもうひとつのフェリペ4世の肖像画が描かれていることが判明しています。

  • 作品名:フェリペ4世の肖像(黒衣のフェリペ4世)
  • Title:Felipe IV
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1626-1628年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:198cm×101.5cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『鹿の頭部』

  • ディエゴ・ベラスケス『鹿の頭部』1626-1636年プラド美術館作品名:鹿の頭部
  • Title:Head of a Stag
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1626-1636年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:66cm×52cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『バッカスの勝利(酔っ払いたち)』

ディエゴ・ベラスケス『バッカスの勝利(酔っぱらいたち)』1628年-29年 プラド美術館『バッカスの勝利(酔っ払いたち)』は、元々はマドリードのアルカーサル王宮にあり、その後ブエン・レティーロ王宮、マドリード新王宮へと作品は移され、1819年以降はプラド美術館所蔵となっているベラスケスの代表作です。

ルーベンスとの出会いにより、ベラスケスの心境や作風に多少なりとも変化があったと思われる時期、そしてイタリア旅行を目前に控えていたと思われる時期の作品でもあります。ベラスケス作としては初の神話画になりますが、スペインの街角の風景のような馴染みのある場所を舞台にしており、男たちの陽気な雰囲気にはパロディが感じられます。

  • 作品名:バッカスの勝利(酔っ払いたち)
  • Title:The Triumph of Bacchus
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1628-1629年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:165cm×225cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『ハンガリー王妃マリア・デ・アウストリア』

  • ベラスケス『ハンガリー王妃マリア・デ・アウストリア』1630年プラド美術館作品名:ハンガリー王妃マリア・デ・アウストリア
  • Title:Title:Portrait of Maria Anna
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1630年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:59.5cm×44.5cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『メディチ家別荘、ロッジア洞窟の入口』

  • 作品名:メディチ家別荘、ロッジア洞窟の入口
  • Title:View of the Garden of the Villa Medici
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1630年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:48.5cm×43cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『メディチ家別荘、クレオパトラのパピヨン』

下書き風であり、未完成とする専門家もいるベラスケスの風景画。

1930年頃の作品と考えられていますが、作品の中央奥に描かれた像はベラスケスが2度目のローマ滞在中に買い付けたものであるとも言われることから、1649-1650年頃の作品であるという説もあります。

庭に差し込む光の様子などは、下書きではなく、ベラスケスの画家としての高い技量によるものに見えます。

  • 作品名:メディチ家別荘、クレオパトラのパピヨン
  • Title:View of the Garden of the Villa Medici
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1630年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:44.5cm×38.5cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『ウルカヌスの鍛冶場』

ディエゴ・ベラスケス『ウルカヌスの鍛冶場のアポロ』1630年頃 プラド美術館『バルカンの鋳物場に現れたアポロ』とも。

ベラスケスが1年半に及んだ1回目のイタリア旅行中に描いたとされる神話画で、ヴィーナスの夫にヴィーナスの不貞を知らせるためにアポロンが鍛冶場に訪れた場面が描かれています。左端にいるのがアポロン、その隣で驚いた表情を見せているのがヴィーナスの夫です。

  • 作品名:ウルカヌスの鍛冶場
  • Title:Apollo in the Forge of Vulcan
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1630年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:223cm×290cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『キリストの磔刑』

ディエゴ・ベラスケス『キリストの磔刑』1631年プラド美術館ベラスケスが描いたキリストの磔刑図2点(もう1点は後述)のうちの1点。ベラスケスの自筆署名がありながら、「ベラスケスらしくない」といわれる作品です。

  • 作品名:キリストの磔刑
  • Title:Crucifixion of Christ
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1631年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:100cm×57cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『セントトーマスアクィナスの誘惑』

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