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ディエゴ・ベラスケスの生涯と代表作・主要作品一覧

ディエゴ・ベラスケスの代表作・作品一覧Part.4

ベラスケスの作品を制作年(推定含)の古い順に並べており、このページでは1635年『マルガリータ・デ・アウストリア=エスティリア騎馬像』~1654年頃までの作品をご紹介しています。
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『ラス・メニーナス』ディエゴ・ベラスケスの作品解説
『ラス・メニーナス』はバロックの巨匠であるスペインの画家ディエゴ・ベラスケスによる油彩画。『女官たち』『宮廷の侍女たち』とも。1656年に制作された大型の油彩画でスペイン史上最高の名画とも呼ばれるラス・メニーナスは現在スペインのプラド美術館に所蔵されています。
『ブレダの開城』ディエゴ・ベラスケスの作品解説
『ブレダの開城』はスペインの宮廷画家ディエゴ・ベラスケスの代表作。フェリペ4世の離宮レティーロ「諸王国の間」を飾った戦勝画のひとつ。『槍』『ラス・ランサス』とも。1634年~1635年頃に制作された油彩画で、マドリードにあるレティーロ王宮「諸王国の間」で公開され、1819年以降はプラド美術館に所蔵されています。

ベラスケス『マルガリータ・デ・アウストリア=エスティリア騎馬像』

ベラスケス『マルガリータ・デ・アウストリア=エスティリア騎馬像』1635年プラド美術館

マルガレーテ・フォン・エスターライヒ。
フェルディナント2世 (神聖ローマ皇帝) の妹。フェリペ3世 (スペイン王) の妃。

  • 作品名:マルガリータ・デ・アウストリア=エスティリア騎馬像
  • Title:Equestrian Portrait of Margarita of Austria
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1635年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:297cm×212cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『王太子バルタサール・カルロス騎馬像』

ディエゴ・ベラスケス『王太子バルタサール・カルロス騎馬像』1635年 プラド美術館馬の胴が樽のように膨らんでいるのは、この作品がフェリペ4世の離宮として造営されたレティーロの高い位置に飾られていたからであり、下から見上げると馬と王太子のバランスは丁度良く見えます。ベラスケスは絵画が飾られる位置と鑑賞者の目線の角度を計算して絵画を仕上げたと考えられます。

  • 作品名:王太子バルタサール・カルロス騎馬像
  • Title:Equestrian Portrait of Prince Balthasar Charles
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1635年頃
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:211.5cm×177cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『フェリペ4世騎馬像』

  • ディエゴ・ベラスケス『フェリペ4世騎馬像』1631-1636年 プラド美術館作品名:フェリペ4世騎馬像
  • Title:Equestrian Portrait of Philip IV
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1635年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:303cm×317cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『オリバーレス伯・公爵騎馬像』

ベラスケス『オリバーレス伯・公爵騎馬像』1636年プラド美術館

オリバーレス伯は、乗馬の名手でスペイン騎馬隊の総隊長であった人物。馬を操り振り向きざまのポーズはベラスケスの他の騎馬像とは異なっています。前述の王族の騎馬像に刺激を受け、オリバーレス伯自らの希望でこの騎馬像を描かせたとも言われる作品です。

オリバーレス伯の後ろに描かれているのは1638年秋のスペイン軍によるフエンテラビーア要塞の包囲の様子。オリバーレス伯はこの戦いで手腕を発揮しました。

  • 作品名:オリバーレス伯・公爵騎馬像
  • Title:Equestrian Portrait of the Count-Duke of Olivares
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1636年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:313cm×239cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『狩猟服姿のバルタサール・カルロス王子 』

ベラスケス『狩猟服姿のバルタサール・カルロス王子 』1635-1636年プラド美術館

1636年に着工された、パルドの森の狩猟休憩館トーレ・デ・ラ・パラーダの改築に伴い、ベラスケスが描いた絵画のうちのひとつ。カルロス王子6歳の頃の肖像と見られており、王子の顔や犬の表情は緻密に、草むらや後ろの山々は軽いタッチに描き分けられています。

  • 作品名:狩猟服姿のバルタサール・カルロス王子
  • Title:Prince Balthasar Charles as a Hunter
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1635-1636年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:191cm×102 cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『狩猟服姿の枢機卿フェルナンド親王』

ベラスケス『狩猟服姿の枢機卿フェルナンド親王』1632-1634年プラド美術館1632年頃の制作ともいわれるフェルナンド親王の狩猟服姿の肖像画。

  • 作品名:狩猟服姿の枢機卿フェルナンド
  • Title:El cardenal infante don Fernando de Austria cazador
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1635-1636年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:191cm×107cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『裁縫をする女』

ベラスケス『裁縫をする女』1635-1643年ワシントン・ナショナル・ギャラリー

  • 作品名:裁縫をする女
  • Title:The Needlewoman
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1635-1643年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:74cm×60cm
  • 所有者:ワシントン・ナショナル・ギャラリー

ベラスケス『バリェーカスの少年』

ベラスケス『バリェーカスの少年』1635-1645年プラド美術館

『レスカニーリョ』『ビスカーヤの矯人』『矯人フランシスコ・レスカーノ』とも。レスカーノは1634年にバルタサール・カルロス皇太子のもとに奉職、1645年から1648年の末までは宮廷を離れていたとされ、この作品は宮廷を離れる以前に描かれた作品と考えられています。

16世紀後半からの150年間のスペイン王家の歴史のなかには、123人余りの矯人、道化などが囲われていたといいます。彼らは「慰め者」と呼ばれ、国王たちを慰め笑わせる役目を担いました。ベラスケスは彼らの姿もあるがまま描ききっており、多くの慰め者の姿を肖像画として残しています。慰め者の肖像画については制作年が記されていないため、いずれも推定制作年です。

  • 作品名:バリェーカスの少年
  • Title:Portrait of Francisco Lezcano
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1635-1645年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:107.5cm×83.5cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『道化師ファン・カラバーサス』

ベラスケス『道化師ファン・カラバーサス』1637-1639年プラド美術館

フェルナンド親王に仕え、後に国王付きとなった道化師ファン・カラバーサスの肖像画。

  • 作品名:道化師ファン・カラバーサス
  • Title:The Jester Calabacillas
  • 作者:ディエゴ・ベラスケス
  • Artist:Diego Velazquez
  • 制作年:1637-1639年
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 寸法:105.5cm×82.5cm
  • 所有者:プラド美術館

ベラスケス『マルス』

ベラスケス『マルス』1638年プラド美術館

1636年に着工された、パルドの森の狩猟休憩館トーレ・デ・ラ・パラーダに、狩猟服姿の国王らの肖像画と共に飾られていた作品。メランコリックを示す頬杖をついた姿勢のマルスは、武具も衣装も放り出し戦に疲れたかのような様子を見せるマルス。この絵画が狩猟休憩館に飾られていたことから、狩猟の合間の休息と解釈する説もあります。

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