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マザッチオ(マサッチオ・マザッチョ)の生涯と代表作・作品解説

マザッチオ(マサッチオ)とは?

15世紀のフィレンツェで活躍したマザッチオ

マザッチオ(Masaccio)は、初期ルネサンスを代表するイタリア人の画家です。マサッチオ、マザッチョとも。ルネサンス発祥の地、15世紀のフィレンツェで、ブルネッレスキやドナテッロらと共に活躍しましたが、ペストにより27歳という若さでこの世を去りました。

マザッチオの代表作に宗教画『楽園追放』『貢の銭』、一点消失透視図法で描かれた『三位一体』などがあります。

マザッチオ(マサッチオ)の特徴・作品鑑賞ポイント

ジョット以来の革命児といわれたマザッチオは、彫刻家ドナテッロから学んだ人体構造、建築家ブルネッレスキから学んだ遠近法を絵画に取り入れます。そしてジョットのような輪郭線ではなく、代わりに光や影の明暗描写による表現を用いました。

手前にいる人間を大きく描く空間の立体表現や透視図法など、これまでの時代の芸術から格段の進歩を見せたマザッチオの技法は、対象を正確に写実的に、人間性を追及するルネサンス美術の先がけとなります。

空間・感情・人体の表現を確立したマザッチオはルネサンス絵画を語る上で重要な役割を果たした画家でした。

マザッチオ(マサッチオ)の代表作・主要作品

マザッチオ『貢の銭』

マザッチオ『貢の銭』1420年代ブランカッチ礼拝堂マザッチオ『貢の銭』は、一点透視図法を最初に使用した絵画といわれるマザッチオのフレスコ画。

『マタイによる福音書』の聖ペトロに関する話をモティーフに、ローマ皇帝への税の支払いを要求する収税吏とキリスト(中央の青い布をまとった男性)や使徒たちが描かれています。山々は空気遠近法によって薄く描かれ、人物は左から右に向かって徐々に大きくなり、光と影には明暗法(キアロスクーロ)が見られます。

作品名:貢の銭
Title:The Tribute Money
作者:マザッチオ(マサッチオ)
Artist:Masaccio
製作年:1420年代
種類:フレスコ
寸法:247cm×597cm
所有者:ブランカッチ礼拝堂

マザッチオ『キリスト降誕』

マザッチオ『キリスト降誕』1420年ベルリン絵画館作品名:キリスト降誕
Title:Desco da parto
作者:マザッチオ(マサッチオ)
Artist:Masaccio
制作年:1420年
種類:油彩、板
寸法:56.5 ㎝
所有者:ベルリン絵画館

マザッチオ『サン・ジョヴェナーレ三連祭壇画』

マザッチオ『サン・ジョヴェナーレ三連祭壇画』1422年Masaccio Museum

作品名:サン・ジョヴェナーレ三連祭壇画
Title:San Giovenale Triptych
作者:マザッチオ(マサッチオ)
Artist:Masaccio
制作年:1422年
種類:フレスコ
寸法:110cm×65cm
所有者:Masaccio Museum

マザッチオ『聖アンナと聖母子』

マザッチオ『聖アンナと聖母子』1424年頃ウフィツィ美術館

作品名:聖アンナと聖母子
Title:Virgin and Child with Saint Anne
作者:マザッチオ(マサッチオ)
Artist:Masaccio
制作年:1424年頃
種類:フレスコ
寸法:175cm×103cm
所有者:ウフィツィ美術館

マザッチオ『テオフィルスの息子の蘇生と教座のペテロ』

マザッチオ『テオフィルスの息子の蘇生と教座のペテロ』1425-1428年サンタ・マリア・デル・カルミネ大聖堂ブランカッチ礼拝堂

マザッチオがこの『テオフィルスの息子の蘇生と教座のペテロ』の制作を途中で投げだしたため、フィリッポ・リッピが完成させました。

作品名:テオフィルスの息子の蘇生と教座のペテロ
Title:The resurrection of the son of Theophilus, detail of the stories of St. Peter
作者:マザッチオ(マサッチオ)
Artist:Masaccio
制作年:1425-1428年
種類:フレスコ
寸法:230cm×599cm
所有者:サンタ・マリア・デル・カルミネ大聖堂ブランカッチ礼拝堂(フィレンツェ)

マザッチオ『聖母子と天使』

マザッチオ『聖母子と天使』1426年ロンドン・ナショナル・ギャラリー

ピサのサンタ・マリア・デル・カルミネ教会付属礼拝堂に設置されていた『ピサの祭壇画』の中央パネル。『ピサの祭壇画』は20枚以上の多翼祭壇画であったとされており、現在はバラバラに解体され世界各地に分散してしまっています。

作品名:聖母子と天使
Title:Madonna and Child
作者:マザッチオ(マサッチオ)
Artist:Masaccio
制作年:1426年
種類:パネル
寸法:136cm×73cm
所有者:ロンドン・ナショナル・ギャラリー

マザッチオ『キリスト磔刑』

マザッチオ『キリスト磔刑』1426年国立カポディモンテ美術館

ピサのサンタ・マリア・デル・カルミネ教会付属礼拝堂に設置されていた『ピサの祭壇画』のパネルの1枚。

作品名:キリスト磔刑
Title:Crucifixion
作者:マザッチオ(マサッチオ)
Artist:Masaccio
制作年:1426年
種類:パネル
寸法:77cm×64 cm
所有者:国立カポディモンテ美術館(イタリア)

マザッチオ『楽園追放』

マザッチオ『楽園追放』1426-1428年ブランカッチ礼拝堂

マザッチオ『楽園追放』は、禁断の木の実を食べたことにより楽園を追放されることになってしまったアダムとイブの悲嘆に暮れる様子が描かれたフレスコ画。

人間味溢れる感情の表現、筋肉の動きを正確に描写した強靭な肉体の表現、足元に伸びる影による奥行き感、建物の遠近法などにルネサンス絵画の特徴が見てとれます。後年になって付け加えられた股間の葉は1980年の修復によって取り払われました。

作品名:楽園追放
Title:The Expulsion Of Adam and Eve from Eden
作者:マザッチオ(マサッチオ)
Artist:Masaccio
制作年:1426-1428年
種類:フレスコ
寸法:208cm×88cm
所有者:ブランカッチ礼拝堂(イタリア・フィレンツェ)

マザッチオ『三位一体』

マザッチオ『聖三位一体』1425-1428年サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
マザッチオ『三位一体』は、父なる神、子なるイエス、精霊からなる三位一体が表現されたフレスコ画。

自然な明暗により人間らしい量感が表現されています。また神の後ろに広がる空間には正確な一点消失透視図法によって奥行き感が表現され、壁に穴が開いているかのように見せる効果を狙っています。神よりも手前にいる人間を大きく描くということは、これまでには無かったことでした。ニッチの外側にいる寄進者とイエスを結ぶ三角形、磔刑にされ腕を広げたイエスが描く逆三角形が画面に安定感をもたらすと同時に三位一体も表現、計算しつくされた画面構成です。

作品名:三位一体
Title:Trinity translate
作者:マザッチオ(マサッチオ)
Artist:Masaccio
制作年:1425-1428年
種類:フレスコ
寸法:667cm×317cm
所有者:サンタ・マリア・ノヴェッラ教会(イタリア・フィレンツェ)

マザッチオ『聖ヒエロニムスと洗礼者聖ヨハネ』

マザッチオ『聖ヒエロニムスと洗礼者聖ヨハネ』1428年ロンドン・ナショナル・ギャラリー
作品名:聖ヒエロニムスと洗礼者聖ヨハネ
Title:Saints Jerome and John the Baptist
作者:マザッチオ(マサッチオ)
Artist:Masaccio
制作年:1428年
種類:フレスコ
寸法:114cm×55cm
所有者:ロンドン・ナショナル・ギャラリー

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