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盛期ルネサンス

ラファエロ・サンツィオ

投稿日:2018年7月21日 更新日:

ラファエロってこんな人

ルネサンス三大巨匠の一人ラファエロ Raffaello Santi

ラファエロ肖像画ラファエロは盛期ルネサンス・フィレンツェ派の画家。イタリアのウルビーノに生まれたラファエロは、11歳のときにウルビーノの宮廷画家だった父を亡くし、ペルジーノの工房で徒弟奉公を始めます。色彩感覚に優れたペルジーノの影響を多分に受けたラファエロはmその後17歳で親方の資格を得て独立。25歳で教皇ユリウスの招きでローマに移住すると、ヴァチカン宮殿内の居室装飾のチームリーダーを任されるなど、その後は教皇庁の仕事をするようになりました。

ラファエロは宗教画や肖像画を得意とし、またサン・ピエトロ大聖堂の主任建築家になるなど建築にも才能を発揮しました。

レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロと並び、ルネサンスの三大巨匠と呼ばれるラファエロですが、先の革新者である2人とは異なり、様々な芸術家の技術や作風をインプットし、自分なりの表現としてアウトプットする術に長けたタイプの芸術家でした。

時代の寵児となったラファエロでしたが、病に倒れ37歳という若さでこの世を去っています。

ラファエロが活躍した盛期ルネサンスとは

古代ギリシャ・ローマ美術を規範としたルネサンス美術。ルネサンス期を大きく分けると初期ルネサンス盛期ルネサンス期、盛期ルネサンスは更に構図やデッサンのフィレンツェ派、色彩のヴェネツィア派に分かれます。ラファエロは盛期ルネサンス・フィレンツェ派の芸術家です。

16世紀始めのイタリアでは、ラファエロのほかミケランジェロやダ・ヴィンチが活躍。彼ら3人はルネサンスの三大巨匠と呼ばれ、後世へ多大なる影響を及ぼすことになります。

ラファエロのここがすごい

巨匠のいいとこ全部どり!

レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロの技術や表現手法を学び、それを自分の作品に取り入れたラファエロ。「聖母の画家」とも呼ばれたラファエロは、柔らかく美しい女性や子供を多く描き、それらの作品には他の芸術家たちのエッセンスを多分に散りばめました。

アカデミーの規範となる芸術家

後に「ラファエロ前派」が登場するなど、美術史において非常に重要な位置にいる芸術家の一人であり、ラファエロの作品はアカデミーの規範とされました。

ラファエロの作品・代表作

ラファエロ『ベルヴェデーレの聖母』

ラファエロ『ベルヴェデーレの聖母』ラファエロ『ベルヴェデーレの聖母』は『牧場の聖母』とも呼ばれる聖母マリア、イエス、ヨハネを題材にした絵画。

牧歌的な背景に優しい表情の聖母マリアとマリアの赤い洋服が映えるます。ひざをつき十字架を支えているのがヨハネです。

作品名:ベルヴェデーレの聖母
作者:ラファエロ・サンツィオ
製作年:1506年
種類:板、油彩
寸法:113cm×88cm
所有者:美術史美術館(オーストリア・ウィーン)

ラファエロ『聖母子と幼き洗礼者ヨハネ』

ラファエロ『聖母子と幼き洗礼者ヨハネ』ラファエロ『聖母子と幼き洗礼者ヨハネ』は『美しき女庭師』とも呼ばれる聖母マリア、イエス、ヨハネを題材にした絵画。

レオナルド・ダ・ヴィンチ『岩窟の聖母』のトライアングルな構図、ミケランジェロの肉体表現を参考にしたことが伺えます。

作品名:聖母子と幼き洗礼者ヨハネ(美しき女庭師)
作者:ラファエロ・サンツィオ
製作年:1507年
種類:板、油彩
寸法:122cm×80cm
所有者:ルーヴル美術館(フランス)

ラファエロ『アテネの学堂』

ラファエロ『アテネの学堂』ラファエロ『アテネの学堂』は別名『アテナイの学堂』とも呼ばれるラファエロの代表作です。

ヴァチカン宮殿の署名の間を装飾する作品で、騙し絵になっている巨大なアーチの向こうには正確な遠近法で描かれた風景が続きます。作品正面にプラトン、右がアリストテレス、その手前に肘をついて腰掛けているのはヘラクレイトス、絵の右端から画面の外側を見つめるように視線を向けているのはラファエロ本人です。

作品名:アテネの学堂(アテナイの学堂)
作者:ラファエロ・サンツィオ
製作年:1509-1510年
種類:フレスコ
寸法:500cm×700cm
所有者:バチカン美術館

ラファエロ『フォリーニョの聖母』

ラファエロ『フォリーニョの聖母』ラファエロ『フォリーニョの聖母』

左側には洗礼者ヨハネと聖フランチェスコ、反対側には聖ヒエロニムスとシジスモンド・デ・コンティが描かれています。

作品名:フォリーニョの聖母
作者:ラファエロ・サンツィオ
製作年:1512年
種類:板、油彩、現在はキャンバスに移植済
寸法:320cm×194cm
所有者:バチカン美術館

ラファエロ『サンシストの聖母』

ラファエロ『サンシストの聖母』ラファエロ『サンシストの聖母』は『システィーナの聖母』とも呼ばれます。左の男性はユリウス2世。聖母マリアはラファエロの理想の女性像でした。下からマリアを見上げる2人の天使はファミリーレストラン・サイゼリアの壁面装飾でもお馴染みですね。

作品名:サンシストの聖母(システィーナの聖母)
作者:ラファエロ・サンツィオ
製作年:1513-1514年
種類:キャンバス、油彩
寸法:265cm×196cm
所有者:アルテ・マイスター絵画館(ドイツ・ドレスデン)

ラファエロ『小椅子の聖母』

ラファエロ『小椅子の聖母』ラファエロ『小椅子の聖母』はティツィアーノらの影響を感じさせる油彩画。

聖母マリア、キリスト、洗礼者聖ヨハネが描かれており、親子の愛情表現の豊かさから大変人気のある名画です。

作品名:小椅子の聖母
作者:ラファエロ・サンツィオ
製作年:1514年
種類:板、油彩
寸法:71cm×71cm
所有者:ピッティ宮殿パラティーナ美術館(イタリア・フィレンツェ)

ラファエロ『キリストの変容』

ラファエロ『キリストの変容』ラファエロ『キリストの変容』は、ラファエロの集大成的な作品であり最後の大作。

中央上部がキリスト、下部で右手を上げているのは悪魔に取り憑かれた少年です。身体をひねる表現からはマニエリスムを感じます。

作品名:キリストの変容
作者:ラファエロ・サンツィオ
製作年:1518-1520年
種類:板、油彩
寸法:405cm×278cm
所有者:バチカン美術館

盛期ルネサンス芸術家リスト

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