セザンヌ

セザンヌ『ジャ・ド・ブッファン』

投稿日:2017年8月28日 更新日:

セザンヌ『ジャ・ド・ブッファン』

作品名『ジャ・ド・ブッファン』

プラハ国立美術館に所蔵されている『ジャ・ド・ブッファン』は1885年から1887年にポール・セザンヌが描いた油彩画です。ジャ・ド・ブッファンはセザンヌの父が購入・所有していた屋敷でしたが、セザンヌの父親がなくなると息子であるセザンヌのものとなりました。父の遺産を受け継ぎお金の心配をする必要がなくなったセザンヌは、より一層絵に打ち込むようになります。セザンヌといえば果物を題材にした静物画やサント=ヴィクトワール山の絵が有名だが、この屋敷(ジャ・ド・ブッファン)を題材にした作品も数多く残しています。この作品には屋敷の右側に納屋も描きこまれているのが分かります。

セザンヌは長い時間をかけて絵を描くため、じっと動かないものを題材にすることが多かったようです。そういう点では自然の風景や建造物はうってつけだったのでしょう。

『ジャ・ド・ブッファン』作品情報

作者:セザンヌ(ポール・セザンヌ)
製作年:1885-1887年
種類:油彩
サイズ:60 × 71 cm
所蔵先:プラハ国立美術館(チェコ)

作者ポール・セザンヌはこんな人

ポスト印象派の代表的な人物ポール・セザンヌは、ひとつの物を様々な視点から捉えて描く方法で一躍有名になった画家です。対象物を様々な視点から捉え1枚のキャンバスにまとめると、そこにはゆがみが生じます。そのゆがみをセザンヌは絶妙なバランス感覚で捉え、ゆがみがあるからこその構図に仕上げてきました。セザンヌの静物画や人物画にはこうした技が巧みに盛り込まれており、それはピカソやブラックら後世の画家に影響を与えることになりました。『現代絵画の父』と呼ばれるまでの成功の秘訣はこうしたポール・セザンヌの強いこだわりによるものといえるでしょう。

ポール・セザンヌと繋がりの深い人

幼馴染であり後に文豪となったエミール・ゾラ、同じくポスト印象派時代を生きたフィンセント・ファン・ゴッホポール・ゴーギャンなどが挙げられます。

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