セザンヌ

セザンヌ『サント=ヴィクトワール山』1904年

投稿日:2017年8月28日 更新日:

セザンヌ『サント=ヴィクトワール山』1904年

作品名『サント=ヴィクトワール山』

セザンヌはサント=ヴィクトワール山を題材にした絵を多数描いた。様々な角度から対象を観察し、ひとつの作品に多数視点を盛り込むセザンヌの絵画は対象物の観察の賜物ともいえます。こうしたセザンヌの絵画制作は、ひとつを書き上げるのに非常に時間がかかるもので、動かないもの、腐らないものをテーマにするのは必然だったのかもしれません。セザンヌは動かない山が太陽の動きや天気によって変化するようすをつぶさに観察し、このサント=ヴィクトワール山を題材にした作品を数多く残しました。

サント=ヴィクトワール山を題材にした作品には『松の木のあるサント・ヴィクトワール山』『サント=ヴィクトワール山とアルク川渓谷の陸橋』『ベルビューからの望むサント=ヴィクトワール山』などがあります。

 

『サント=ヴィクトワール山』作品情報

Sainte-Victoire mountain
作者:セザンヌ(ポール・セザンヌ)
製作年:1904
種類:油彩
サイズ:70 × 92 cm
所蔵先:フィラデルフィア美術館(アメリカ)

作者ポール・セザンヌはこんな人

ポスト印象派の代表的な人物ポール・セザンヌは、ひとつの物を様々な視点から捉えて描く方法で一躍有名になった画家です。対象物を様々な視点から捉え1枚のキャンバスにまとめると、そこにはゆがみが生じます。そのゆがみをセザンヌは絶妙なバランス感覚で捉え、ゆがみがあるからこその構図に仕上げてきました。セザンヌの静物画や人物画にはこうした技が巧みに盛り込まれており、風景画では自分が住んでいた屋敷や今回の作品の題材にもなっているサント=ヴィクトワール山を何度も描いています。
ピカソやブラックら後世の画家に影響を与え『現代絵画の父』と呼ばれるまでの成功の秘訣はこうしたポール・セザンヌの強いこだわりによるものといえるでしょう。

ポール・セザンヌと繋がりの深い人

幼馴染であり後に文豪となったエミール・ゾラ、同じくポスト印象派時代を生きたフィンセント・ファン・ゴッホポール・ゴーギャンなどが挙げられます。

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