セザンヌ

セザンヌ『果物籠のある静物』

投稿日:2017年8月28日 更新日:

セザンヌ『果物籠のある静物』

作品名『果物籠のある静物』

セザンヌが1888年から1890年にかけて描いた『果物籠のある静物』は、テーブルに乗り切らないほどテーブルクロスや果物、陶器などがひしめき合う賑やかな画面が目を引く油彩の静物画です。今にも倒れそうな陶器や実際には有り得ない向きで置かれた壷なども目線を引いてみれば画面の中でバランスを保っているように見えます。

こうした巧みなセザンヌの絵画技法は『天使像のある静物』『林檎とオレンジ』や『たまねぎのある静物』『桃と梨のある静物』などでも見ることができます。

『果物籠のある静物』作品情報

作者:セザンヌ(ポール・セザンヌ)
製作年:1888-1890年
種類:油彩/カンヴァス
サイズ:64cm×80 cm
所蔵先:オルセー美術館(フランス)

 

作者ポール・セザンヌはこんな人

ポスト印象派の代表的な人物ポール・セザンヌは、ひとつの物を様々な視点から捉えて描く方法で一躍有名になった画家です。対象物を様々な視点から捉え1枚のキャンバスにまとめると、そこにはゆがみが生じます。そのゆがみをセザンヌは絶妙なバランス感覚で捉え、ゆがみがあるからこその構図に仕上げてきました。セザンヌの静物画や人物画にはこうした技が巧みに盛り込まれており、それはピカソやブラックら後世の画家に影響を与えることになりました。『現代絵画の父』と呼ばれるまでの成功の秘訣はこうしたポール・セザンヌの強いこだわりによるものといえるでしょう。

ポール・セザンヌと繋がりの深い人

幼馴染であり後に文豪となったエミール・ゾラ、同じくポスト印象派時代を生きたフィンセント・ファン・ゴッホポール・ゴーギャンなどが挙げられます。

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